落花生豆知識

日本一の産地 千葉県特産落花生

落花生のルーツ

アンデス山脈

千葉県産落花生のルーツ、つまり栽培種の原産地はアルゼンチン北西部周辺のアンデス山脈東麓といわれています。
千葉県には明治9年(1876年)に導入され約120年にわたって栽培されています。
現在の作付面積は約8,000ヘクタールで、全国の約70パーセントを生産し、中国産などの輸入品が増加している昨今においても、その品質と味の良さは、内外から最高の評価を得ています。

落花生の命名

落花生の命名

落花生は、地上にある枝に咲いた花の基部から子房柄が伸び出して地面にもぐり、土の中で実が育ちます。
花が落ちて豆が誕生することから「落花生」と呼ばれているのです。

落花生の栄養と医薬効果

落花生の栄養素にはタンパク質をはじめ、脂肪、ビタミンB1、B2、ビタミンEなどがバランス良く、さらに豊富に含まれています。
医薬効果としては食欲不振や慢性胃炎、セキなどのほか高血圧や貧血にも効果があると言われています。

千葉県産落花生の代表品種

千葉県産落花生

千葉県で主に作られている代表品種と言えば、「千葉半立(ちばはんだち)」と「ナカテユタカ」、両品種とも甘みに富み、甲乙つけがたいおいしさを誇っています。

千葉県産落花生の特色

早生品種(ナカテユタカ種)の特長

  • 収穫が早い(9月下旬頃)
  • さやの形が千葉半立品種に比べ大きい
  • 収穫量が反収多くとれる
  • 葉の真下に生育するためか、干ばつ気候に比較的強い

千葉半立品種の特長

  • 昔からの生産の一番の品で現在まで千葉県産の主流である
  • さやが早生品種に比べ小粒である
  • 早生品種に比べ収穫量が7割程度である
  • 地中にて生産時に横に這う様にさやがつく為、
     干ばつに左右されるが味的には最もおいしい品種である(香り、甘味が濃い)